双子のコツ

双子育児の生活そのまま👶👶 生活くさい、細々とした日々の奮闘記です。

祖父母のクリスマスプレゼント🎄一緒に楽しまなければ、何も伝わらない

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私は離婚しているので、一緒に住んでいるのは実の両親。

孫育ての様子を見ていると、自分が幼い頃の両親の行動が重なって見える。


何か気が向いたのかフタゴに突然買ってきたのは、ハーモニカ。

3歳の時だったと思う。

アンパンマンハモニカくんが出たのを機に、2人が"ハモニカ"と口にしていたのを聞いたのだろうけど。

父も母も吹けない。

一緒に吹いてみるわけでもない。

与えるだけ。


これは、きっとわたしが子どもの頃にも行われてきたことなんだろう。

両親が、よかれと思って買ってくるのはわかるのだけど、どんなにアンパンマン で楽しそうにハモニカくんが演奏していても、

一緒に楽しまなければ、その楽しさは伝わらないのではないかい?


与えれば、自分たちで吹いて遊ぶだろうと期待しているようだけど、最初こそ喜んで闇雲に吹いてはみるが、その後2度ほど触っていたくらい。

そりゃそうだろう。

現実に、楽しさや吹き方を教えてくれる人がいないのだから。

"アンパンマン がプリントされたハモニカ"というだけで、その後も上がったテンションが保たれるはずもなく。


その前には、カスタネットだった。

これも同じ経過をたどった。


たまたま生まれ持って才能があっただとか、なんらかのツボにハマって自分で会得したとか。

まさか、期待しているわけではないだろうけど。

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"よかれと思って"

この一言に尽きる。


両親は、フタゴが喜ぶだろうと思ってやっていること。

ただ、どう楽しいのかどう楽しむのかは、それを楽しむ他の人の姿を見て発見することが多いと思う。

"自分で見つけろ"というのもいいのだけど、幼児の間は、楽しむということにも手本があるとわかりやすい。


クリスマスプレゼントにもその傾向はある。

今年のクリスマスプレゼント、

「いいものがなくて」

と、抱き枕を買ったという。


…驚いた。


フタゴは、プリキュア関連のしゃべるぬいぐるみが欲しいと言っていたのだけど。

「言っていたものがなくて」

ではなく、

「いいものがなくて」。


フタゴが言っているものがなんなのか分からなかったようだし、深く追求もしなかったようだ。

"ぬいぐるみ"

という点だけで、とりあえず良さそうなものを妥協して買ったようだ。



わたしの子どもの頃も、同じようなことがあった。

わたしが、これが欲しい!と決まったものを言わない子どもだったのか、クリスマスにはいつも、?というものが枕元に。

作りのいい上品な小物入れ

クリスタルガラスでできたリス

どれも子どもには高価で、両親の想いを感じることができる。

ただ、申し訳ないことに、子どものわたしには使いこなせない遊びきれないものたちだった。


ひとりよがり


この言葉を、フタゴを産んでからよく考える。


両親は愛情がゆえに、よかれと買い与えてくれる。

他意はない。

でももうちょっと、日頃から関心を持って子どもに接していたら、フタゴが欲しいと言っていたものがなんなのかは難しくなかったはず。

ハモニカを覚えたんだなと買ってきたなら、ハモニカの楽しさを一緒に味わえば、2人はもっとハモニカで遊んだだろう。


両親は、子どものためを思って行動している。

でも、本人たちとの要望とかみあっていない。


両親のフタゴへの接し方を見て、自分が子どもの頃に感じていたもどかしさの原因を見つけた気がする。