フタゴ長女5歳 初めての虫歯治療② 2つ目の歯医者🦷
以前から通っていた歯医者でサジを投げられた。
子どもに慣れた小児歯科へどうぞと。
そもそも、初めて通い始めた時から、長女が担当してもらった子ども慣れしていない衛生士さんに不安は感じてはいた。
元々わたしが診てもらっていた歯科衛生士さんは、お子さんもいてそこそこいいお年。
何でも話せて、親身になってくれた。
それがよくて子どもも連れて行ったのだけど…
たまたま次女がその衛生士さんに診てもらい、長女は、若くてまだ仕事に慣れてないかもな〜という歯科衛生士さんに。
今となっては後の祭り。
どんなに時間がなくても、
期間があいても、
信頼している衛生士さんに、フタゴの両方とも診てもらうべきだった。
まだ虫歯ではないしと、歯医者の空気に慣らすためのメンテナンスだからと、長女と歯科衛生士さんの信頼関係を築くのを後回しにしていたのが悪かった…
サジを投げたかわりに紹介してもらった歯科は、聞いていた話と違って、矯正のみのところだった。
ますます信頼出来なくなる…
とにかく年末までの2週間以内に、一度は新しいところで診てもらいたい。
いつ痛くなるかと不安なまま年を越すのは、わたしがこわい。
二ヶ所目に電話をかけたのは、保育園の園医である歯医者さん。
長女の歯が虫歯になりそうな感じの時にも、保育園での検診結果に"問題なし"と記録されてたのを見ていたので、正直行きたくなかった。
とりあえず、片っ端からかけて出来るだけ早く予約が取れるところに!と必死の気持ちだった。
そこは、年明け1月の半ばまで予約は空いてないとのこと。
フタゴの母になってから、わたしも図太くなったおかげで、予約を確保しつつ他のところにも電話をかけてみようと画策。
ネットで検索して、いくつかホームページを見てみると、"こわくない歯医者"とうたっているところがあった。
見覚えがあるなと思ったら、妊娠中に検診で診てもらったところだった。
電話をしてみると、来週空いてると!
後でママ友に聞いて知ったのは、院長の奥さんも時々診察に出ているらしい。
医師の人数が2人いる分、予約が取りやすかったのか。
予約した日、電話で事情を正直に話してあったので、"口を開けないやっかいな子"という扱いづらい空気を覚悟して行ったのだけど…
結論。
なんと、すぐに口を開けた。
これには、わたしも歯科衛生士さんも奥様医師もびっくり。
「ほんとに開けなかったの⁇」
と何度も聞かれた。
もちろん、長女は少しは警戒してはいたし、診察室に入る時も尻込みしていた。
診察のベッドに乗って、前の歯医者でやったのと同じように、少し説得もした。
けれど、かなりの覚悟で来たわたしは拍子抜け。
歯科衛生士さんが
「練習しようかー」
と、先が鏡になっているあの金属の棒や、水と風の出る機械を長女の口に入れる。
長女がこわがっている時は、こんなんだよと長女の手に風を当てたり、容器に水を出して見せたり。
特別、猫なで声をする訳でもなく、機嫌をとる訳でもない落ち着いた歯科衛生士さん。
やや年配ではあったけど。
やはり、子どもに慣れて、変に構えすぎてないところがよかったのだろうか。
残念だったのは、治療までは行けなかったこと。
治療してみようかと、奥様医師に交代したときも、長女はすんなりと口を開けた。
しかし、麻酔のジェルがまずかった。
虫歯が深いので、治療が痛むとまずい。
ということで、麻酔の注射をする。
そのためにはまず表面の麻酔をする。
ぶどうの匂いだよーと塗った麻酔のジェルが、舌についちゃったらしい。
匂いはよくても、舌についたらけっこうからいの…
と、奥様医師が残念そうに言う。
麻酔のからさに、大泣きの長女。
さすがにもう無理だな…という空気が充満する。
治療できないとなったらどうなるんだ〜
と、振り出しに戻った気分でいるわたしに、
「あとは、フッ素で時々様子を見ながらだましだましやり過ごしてみますか」
そんな手が⁈
「治療できないお子さんでは、そうする時もあります」
月に1回フッ素を塗ってもらいながら様子を見ていって、もし痛くなってどうにもならなくなったら、無理やり治療する。
「無理やりしてもらえるんですか⁈」
と、下がるわたし。
「します」
と、奥様医師は躊躇なく、覚悟を秘めた顔で答えてくれた。
ありがたい…
そうなったら、どんなに大変か、どんなに頑張って想像しても足りないくらい大変だろう。
とりあえず、自分でできることは最大限やらなければ。
「家でできることありますか?」
歯医者でするフッ素ほど濃度は高くないけど、と家庭用のフッ素を毎晩寝る前にすることを勧められた。
毎晩、寝る前にフッ素
月一で歯医者さんのフッ素
これでなんとかしのいでいこうと。
どこまで耐えられるのか…
いつ痛くなるかと冷や冷やする。
早速、歯医者の帰り道にフッ素を購入。
けっこう高いな…